皆さま、こんばんは。

今週も一週間、お疲れ様でした。

今日は先日、少しブログでも書きました、『大人の絵本読書会』というzoomによるオンライン開催に参加したお話をしようと思います。

大人に絵本?

絵本ってこどもが読むものではないの?

そう感じる方も多いかと思います。

けれども今回の読書会は、

*大人にこそ絵本を読んで欲しい

*こどもの頃には分からなかった、文章からでなく素敵な絵からも様々な気付きを得られるでしょう

そんなコンセプトで開催されている読書会でした。

 

参加のきっかけは、以前アトリエを通して出会った、中小企業診断士の堀口さんからのお誘い。

そして、二人の男の子を育てているわたしの幼馴染が、以前から絵本の奥深さを話してくれていたこと。

そんなふたつが重なって、どんな世界なのか知りたくなり参加をしてきました!

 

中小企業診断士、堀口さんとアトリエの出会いはこちら↓

https://atelier-721.com/new/2904/

 

簡単に、絵本のストーリーをここで紹介します。

課題図書『3びきのかわいいおおかみ』
(ユージントリビザス(著)、ヘレンオクセンバリー(イラスト)、冨山房1994)

あるところに、3びきのかわいいオオカミがおかあさんと一緒に暮らしていました。
ある日おかあさんは、家を出て自分たちの家を作るよう3びきに言います。
「でも、わるいおおブタには気をつけるのよ。」
まず3びきはレンガの家を建てますが、わるいおおブタがやってきて、ハンマーで家を壊してしまいます。
このわるいおおブタは、もう悪いのなんのって、次に建てたコンクリートの家は電気ドリルで、その次にもっと丈夫に鋼鉄と鉄条網で建てた家はダイナマイトで壊してしまいます。
命からがら逃げ出した3びきのオオカミが次に建てたのは、なんと花の家でした・・・。

ご存じ3びきのこぶたのパロディ作品、なのですが、このお話しの展開は実に秀逸で楽しめます。
最初のページから子ども達はクスクス笑いだし、おおブタの悪者ぶりとオオカミたちの慌て振りには大笑い、読んでいる大人の方もついつい力がこもってしまいます。
園や学校にはもちろんのこと、ご家庭の蔵書にも加えたい傑作です。

絵は優しいタッチで素敵な人気画家ヘレンオクセンバリーによるもの。

そして作者のユージーン・トリビザスは、ギリシアの作家、犯罪学者、詩人。
演劇やテレビの脚本も書いており、英国南東部にあるレディング大学で犯罪学を教え、ギリシア法務省の名誉顧問。

そんなコンビによるこの絵本。

なんだか読んでみたくなってきませんか?笑

 

読書会が始まると、絵本セラピストの川上晶子さんの優しく穏やかな朗読が始まりました。

絵本を見ながらその声に耳を傾けていると、

「みなさん、字ではなく、絵を見てくださいね、【絵本】なんですから」と。

なるほど~。

大人はついつい絵よりも字を目で追いがちですよね。

せっかくの絵本なんだから、綺麗な絵を見ながらゆっくりその世界観を楽しもう。

そんな優しい気持ちになっていきます。

そのうち、絵に注目していると、あれ、なんかぶたの表情が寂しそう。

あれ?なんでおおかみの子はひとり違う方向を見て何を考えているんだろう。

ぶたは本当はそんないじわるなことはしたくないんじゃないかな?

そんな部分に気付いていきます。

 

捉え方に正解などなく、それぞれ妄想をどんどん膨らませて、みんなで物語を深掘りしていく。

最後には、子育て、親の言動、子どもの交友関係、いじめなどの話にも展開されました。

そんなこと、大人になってからでないと気付けないことだらけですよね。

絵本の世界って奥深い。

 

緊急事態宣言が明けましたので、アトリエでもこの絵本の貸出しを開始します。

そして、堀口さんが、ぜひこんな読書会をアトリエでもやりましょう!と言ってくださったので、時期を見て企画しようと思います。

堀口さんは、中小企業診断士の他にも、「リーディング・ファシリテーター」といって、Read For Action 読書会の、企画・進行役の資格をお持ちです。

短時間で本を読みこなし、参加者がそれぞれに気づきを得るための、「場づくり・プログラムづくり」を学んでいます。

そして、読書会で出会った異なる業界や分野の方々と本について対話をすることで自分の「強み」が自然と浮かび上がってくる。

さすが、上手に皆さんを意見を聞きながらまとめ、堀口さんの進行のおかげで穏やかな優しい時間が流れていました。

 

今回、わたし自身、参加の時は、なんだかちょうど仕事も気持ちもバタバタしていた頃で、大丈夫かなぁ、と心配していたのですが、参加して本当に良かった。

子育て中の皆さまも

子育てがもう落ち着いた皆さまも

こどもの頃を懐かしく感じた皆さまも

気持ちに余裕がないときこそ、きっとほっこり、優しい時間になると思います。

わたしも一歩踏みだし、また新しい世界が広がりました。

まだまだ世の中には知らないことがたくさん。

知らなかったことを知るって本当に楽しい。

アトリエでのパソコンやスマホのレッスン、そしてパソコン以外の様々な1dayレッスン、アトリエライブラリー、皆さんにぜひたくさん活用して楽しんでいただきたいと思っています。

 

そして、いよいよ明日は、中山あいこ先生による

「ためこまない暮らし」1dayレッスン。

(インスタから引用)

応募多数により、午前、午後と2回に分けて開催します。

ご参加される皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

素敵な一日になりますように・・☆

 

それでは、今週もお疲れ様でした^^

また来週も元気にお会いしましょうね。

よい週末をお過ごしくださいませ。