皆さま、こんばんは。

金曜日の夜いかがお過ごしでしょうか。

 

今日は、これまでブログを書き続けてきて、題材もなくはじめて独り言のようなブログになってしまいました。

よかったらお付き合いいただけると嬉しいです。

 

この間、大宮駅でこんなフレーズを見て、思わず立ち止まって写真を撮ってしまいました。

駿台予備校の広告。

「同じ生徒は一人もいない」

アトリエを始めてもうすぐ5年。

これまでのべ100名以上の方との出会いがありました。

本当に、このフレーズのとおり、

「同じ生徒は一人もいない」

考え方や価値観、個性、そこには人それぞれの在り方がありました。

アトリエを始めていなかったら出会わなかったんだよなぁと思うと感慨深くもあり、学ぶこともたくさんありました。

人生は誰しも有限で、そんな貴重な人生の時間を共有してくださっていることが本当に有難いことだな・・と心から思います。

 

最初は6.5畳のアパートの一室からスタート。

その頃からの生徒さんも、今でも通ってくださっている方もたくさんいて、時々時間帯が偶然にもそのメンバーになったりすると同窓会のような温かくて懐かしい雰囲気になります。

移転してからも、有難いことにたくさんの生徒さんとの出会いもあり、今いるスタッフは全員生徒さんからスタッフへとなりました。

 

こう書いていると、順風満帆に思われることも多く、色々なことが起こっても先生だから大丈夫と言われてしまうこともあるのですが、そんなわたしでも、もちろん落ち込むこともあるし色々と考えることはあります。

過去には、過度のストレスから、ツンっとやるだけで足元から倒れてしまうような心の状態だったこともあります。

突然涙が止まらなくなったり、夜眠れなくなったことも。

 

ただ、ひとつ言えることは、昔よりも立ち直り力(レジリエンス)がついたな、ということです。

回復力、弾性(しなやかさ)、考え方が多様、などを意味します。

それには経験や読書習慣など、もちろん様々な要因はあるのですが、

ある本に興味深かったことがあったので、ここで紹介したいと思います。

 

アメリカ心理学会は、「レジリエンスを築く10の方法」と題して、レジリエンスを高める具体的な方法を提唱しています。

そのうちのひとつ。

「良質な人間関係を築く」

ということ。

アトリエには年齢も職業も様々、多様な人が集まります。

パソコン教室という枠を超えた、自宅でも職場でもない第3の居場所サードプレイス。

そのサードプレイスの定義、いい距離感を保ち、認め合い、安心・安全な場所を目指しています。

最近では本当に、パソコンだけでないカフェのような過ごし方をしている方も増えてきました。

生徒さんからは、アトリエに来ると気持ちが前向きに元気になる、その日はじめて会った人なのになぜか違和感なく会話ができる、不思議な場所と言われます。

場所や人の持つ力というのはやっぱりあるものだなぁとわたし自身もよく感じることです。

アトリエを始めてから、そんな環境がわたし自身のレジリエンス力を高めている気がします。

 

立場上、わたしはたくさんの人の話を聞く場面があります。

誰もが色々な悩みや葛藤を持っています。

本当に、何もない人なんていない。

アトリエの持つ温かい優しい力をわたしはパワーに変えて、皆さんに還元しなければいけないな、と思っています。

 

アトリエは、先週は辛く悲しい別れもあり、そして今週はまた新しい生徒さんの風が。

出会いと別れを繰り返し、色々なことがあるけれど、アトリエがここに在り続けることも役目だとも思っています。

ある生徒さんが、

アトリエは港。

苦しい航海でもいつもそこにあること、いてくれることが有難い。

とおっしゃってくれました。

わたし自身、まだまだ未熟ではあるけれど、

決して無責任な言葉ではなく、

「大丈夫、安心して」

「さぁここからどうしようか?」

と前向きに明るい方へ一緒に考え、伝えてあげられるような、強く優しい人になりたいと思っています。

 

いつも皆さま、本当にありがとうございます。

また来週も元気にお会いしましょうね^^

よい週末をお過ごしくださいませ。