皆さま、こんばんは。
今週も一週間お疲れさまでした。
今日のブログはこちらです。
アトリエが昨年末に出会ったこの事業者様。
株式会社メンタルサポート
訪問介護ステーションりすたーと様
https://www.beliefplus.co.jp/about/
教育事業のアトリエがなぜ介護事業と繋がったのか?
これから行うことの前に、少し背景をお話しようと思います。
ー藤田代表のメッセージー
私たちは何のために仕事をするのか。
お金のため。それもあります。
しかし出発点は、「誰かの役に立ちたい」という純粋な気持ちだったのではないでしょうか。
十代の頃の私は、精神的に不安定な時期がありました。
理由もよくわからないその孤独感と絶望感。
そして理解されないもどかしさが生む悪循環の中、日々を過ごしていました。
高校を卒業し、学費が安いという理由で国立の看護学校に入学しました。
そしてそこで精神科の世界に出会ったのです。
薬や施術だけではない、人を救うための、まったく違ったアプローチがあることに衝撃を受けました。
実習に行くと、そこには以前の自分と同じように、周囲の理解が得られず苦しい思いを抱いている人たちがたくさんいました。
私はそうした方々の社会参加が、ひとつの答えになると考えています。
そのための住む場所、働く場所を提供したい。
退院した方々を地域で受け入れ、自律を少しでも後押しできたら、これ以上にうれしいことはありません。
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りすたーとさんは、多様な人たちが働くことができる環境づくりをしていらっしゃいます。
わたしが以前記事にした、久遠チョコレートと同じ想い。
映画『チョコレートな人々』を観て
https://atelier-721.com/new/6366/
どんな人にだって、必ず活躍できる場所がある。
わたしもいつもそう思っています。
そのりすたーとさんの一つの事業。
『りすたーと農業部』
以下、ホームページより一部抜粋します。
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福祉的就労と言われる作業所や、一般企業での障害者雇用とは異なり、りすたーと農業部では「働く」を通して「自分らしさを見つけていく」ことに重きをおいて活動しています。
現在は、完全水耕栽培のスプラウトにんにくの生産や、スプラウトにんにくを使用した加工品販売を行っています。
これらの製造・販売を事業化していくことで利用者さんたちの働く場所を創出し、活動場所、生きやすい環境を提供していきたいと考えています。
農業部の事業を通じて、『自分が育てたものを販売し、自分で稼ぎ、自分の人生を選択していく』そんな環境が拡がっています。
農業部スタッフは『作る人、食べる人、多くの人の笑顔のために』をモットーに皆様にこだわりのスプラウトにんにくをお届けしたいと思っています。
スタッフが一つ一つ丁寧に仕上げるスプラウトにんにく。
「心も身体も元気に」
そんな願いもこめて生産しています。
【スプラウトにんにくとは?】
日本一の生産地、青森県福地産のブランドにんにく
福地ホワイト六片を使い
光や温度など環境にもこだわって仕上げています。
スプラウトにんにくは、高級焼き鳥店さまなど食のプロから「これは美味い」とお墨付きをいただいた食材です。
①栄養満点
・成長中のにんにくを収穫するので、栄養も満点。
・成長前と比べて鉄分は9倍、疲労回復にきくアルギニンは20倍に!
元気でいたい方におススメです。
②甘くてほっこり
・熱を通すと、栗や芋のような優しい甘さが出て、ほっこりとした味わいをお楽しみいだけます。
③ニオイが消える!?
・芯まで熱が通ることで、2~3時間でニオイが消えます。
●スプラウトにんにくとの出会い
『全ては社会資源になる』その考えから、日々色んなお店に足を運んでいた所長は、2018年7月にさいたま市内の高級焼き鳥店に行き着きました。
どれも一流でとても美味しい。
お酒を片手に店主と何気ない会話をしているとき、『スプラウトにんにく』との出会いが訪れました。
「中々手に入らないんですよね…」
店主のその言葉に興味を持ち、すぐさま携帯で調べてみると、室内でも栽培できるとの情報を発見。
かねてから『精神科と飲食店のコラボレーション』と『精神疾患を経験した人の農業を通した働く場の創出』の実現を思い描いていたこともあり、「これなら自分たちにもチャレンジできるかも」。
その可能性を感じ、自らスプラウトにんにくを育てることにしました。
●事業化を決めた瞬間
スプラウトにんにくの栽培は、味噌汁茶碗のような器でひっそりと始まりました。
「せっかく育てるなら特別なものを」
その思いから、たくさんの産地のにんにくを取り寄せて試行錯誤を繰り返していくと、きれいに発芽してスプラウトにんにくへと成長。
スプラウトにんにくを紹介してくれた店主の元に持っていくと「こんなに大粒で立派なものは見たことがない」「中国産とは違う品質」「店舗でも扱いたい」と嬉しい反響が。
この言葉をきっかけに、本格的な商品開発がスタートしていきます。
●試行錯誤の日々
もともと農業の会社ではないため、私たちにノウハウは全くありません。
栽培開始から安定生産ができるまでの3年間、育てる場所はりすたーと事務所の一室。
小さな一部屋からの、まさにスモールスタートです。
量ではなく質を大切にすることにし、美味しさの追求を目指しました。
品質の良いスプラウトにんにくを生産するための水温や光管理はとても大変でした。
試行錯誤を重ね、現在では青森県の契約農家さんが育てる非常に上質な福地ホワイト六片を仕入れ、スプラウトにんにくを栽培しています。
●りすたーと農業部の設立
スプラウトにんにくのノウハウが出来上がりつつあるものの、訪問をしながら栽培をしていくことには限界を感じはじめます。
そこで所長は、訪問看護を受けている利用者さんに「ボランティアとしてちょっと手伝ってもらえないか」と声をかけました。
この一言を機に、スプラウトにんにくの専門部隊が誕生。
同好会のような雰囲気は残しつつも、活動はゆるやかに少しずつ本格化していきます。
そして数か月のボランティア期間を経て、アルバイト雇用へと進化していきました。
●変化し続けるりすたーと農業部
徐々にスタッフも増え、事業化が加速していきます。
当初は簡易的な水槽でしたが、現在では酸素を送り水も循環させるモーターを備えた蓋つきの水槽にバージョンアップ。
設置数も大幅に増やしました。もちろん、全て手作りです。
これによりスプラウトにんにくの生産数が増え、加工品の開発も進んでいきます。
スタッフ内での話し合いを重ね、ときに失敗もしながらみんなで取り組んできました。
そして、2022年8月に加工品の賞味期限検査などが全て終了し、ようやく販売までこぎつけました。
●りすたーと農業部のこれから
まだまだ進化途中のりすたーと農業部。
今後は加工品販売を軌道に乗せ、カフェ事業の展開に向かって突き進んでいきます。
『10年後の100万人の笑顔のために』
りすたーと農業部での活動が全国に広がっていくことを願って、まずは目の前のことに一つ一つ取り組み、ノウハウを蓄積してきたいと考えています。
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そんなりすたーと事業部をひっぱる責任者の高野さん。
(左から2番目)
いつも穏やかでニコニコしていて、一生懸命。
高野さんがアトリエに対して、
アトリエのキャッチフレーズ
『100回同じことを聞かれても、100回笑顔でお答えします』
これを本当に現実としてできるのは希。
多様な人たちが、安心して集まることができる場所。
福祉や行政ができないことがここでは完結されている、本質を自然と捉えていると。
アトリエは他にはない、真似しようと思っても真似できない唯一無二の事業だとおっしゃってくださいました。
話をしているとアトリエはアトリエのままでいいんだ、と思えることができて、本当に嬉しかった。
教育事業のアトリエが、介護事業と繋がる。
そんなりすとたーとさんとアトリエが一緒にやること。
次週のブログでお知らせしようと思います。
また新たなアトリエの可能性を引き続き見守っていただけると嬉しいです。
今週のアトリエは、こちら!
生徒の佐野さんのアクセサリーブランド【the present】の新作が入荷しました♩
アンブレラマーカー!
最近流行っているそうで、わたしも初めて知りました!
これからやってくる梅雨の時期にぴったり^^
こんな可愛い目印があれば雨の日も楽しくなりそうですね♩
置いた瞬間、すぐに売れてしまったものも!
ネックレスやピアスも相変わらず可愛いです^^
ひとつひとつ丁寧に作られた一点ものです。
ぜひお手にとってご覧くださいませ。
こちらは保護犬・保護猫のチャリティー品がまたまたたくさん!
寄付してくださった方、そして購入してくださった方、本当にありがとうございます!泣
もうすぐ寄付金の合計が一万円を超えるそうです^^
他にもたくさん書きたいことはあるけれど、今日はここまで。
いつも皆さま、ありがとうございます。
寒かったり暑かったり、体調には十分気をつけてお過ごしくださいね。
また来週元気にお会いしましょう♩
よい週末をお過ごしくださいませ^^